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09/30/2026

Vol.43 Concert 02 演奏曲のご紹介と演奏家からの一言 #5 バッハ《ゴルトベルク変奏曲》シトコヴェツキー編

​Concert 02 演奏曲のご紹介と演奏家からの一言
#5 
バッハ《ゴルトベルク変奏曲》シトコヴェツキー編
​

10月17日(土)に横浜市イギリス館で開催するArtist Incube Vol.02 “Echoes of Baroque”。演奏会に向けて、演奏プログラムを一曲ずつ、演奏家の言葉とともにご紹介します。

第5回は、バッハ《ゴルトベルク変奏曲》シトコヴェツキー編です。

​ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
《ゴルトベルク変奏曲》BWV 988 ドミトリー・シトコヴェツキー(1954– )編 弦楽三重奏版

 

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)は、ドイツ・バロック音楽を集大成した作曲家です。対位法、和声、舞曲、各国の音楽様式を高度に統合し、その作品は後世の作曲家と演奏家に大きな影響を与えました。
 

《ゴルトベルク変奏曲》は二段鍵盤のチェンバロのために書かれ、1741年頃に「クラヴィーア練習曲集 第4部」として出版されました。作品は「アリア―30の変奏―アリア・ダ・カーポ」という大きな円環構造をもっています。
 

変奏の基礎となるのは、アリアの旋律そのものではなく、32小節からなる低音進行と、それが支える和声の枠組みです。その共通の骨格から、舞曲、カノン、技巧曲など、性格の異なる音楽が生み出されます。
 

ヴァイオリニスト、指揮者、編曲者であるドミトリー・シトコヴェツキー(1954– )は、バッハ生誕300年にあたる1985年、《ゴルトベルク変奏曲》をヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための弦楽三重奏に編曲しました。原曲で一人の奏者が担う複数の声部を三つの楽器に分けることで、それぞれの旋律と声部同士の対話が明瞭に浮かび上がります。
 

今回は、アリアと第1・第3・第16・第30変奏、そして再びアリアを演奏します。
 

アリア

サラバンドの性格をもつ、静かで装飾的な音楽です。全曲を支える低音と和声の骨格が示されます。
 

第1変奏

アリアの静けさから一転して、生き生きとした音型が三つの楽器の間を軽やかに行き交います。
 

第3変奏 Canone all’Unisuono(同度のカノン)

全曲に配置されたカノンの最初の曲です。一つの声部が示した旋律を、もう一つの声部が同じ高さから追いかけ、その下で別の声部が低音と和声を支えます。
 

第16変奏 Ouverture

全曲では、30の変奏の後半の幕開けに置かれたフランス風序曲です。荘重な前半と活発で対位法的な後半からなり、「第二の開幕」の役割を果たします。
 

第30変奏 Quodlibet

二つのドイツ民謡が、アリアの低音と和声の上で重ね合わされます。高度な対位法のなかに、親しい歌を歌い交わすようなユーモアと温かさが感じられます。
 

アリア・ダ・カーポ

冒頭と同じアリアがもう一度演奏されます。同じ音楽でありながら、変奏を通過した後では、異なる深さと静けさをもって聞こえます。
 

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演奏家、箕輪梨絵さん(Violoncello)からの一言
 

『一人の奏者が奏でる曲を、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの三人で弾くと、まるで三人で会話をしているようで、それぞれの個性がありながら、ひとつの音楽として調和していくのがとても楽しいです。

美しく静かなアリアから始まり、今回は四つの変奏を経て、再びアリアへ戻ります。クラウドファンディングでお集まりいただいた皆様と、このあたたかい空間でバッハの響きを共に楽しみたいと思います。』


 

※本記事の作品解説は、公開されている資料をもとに生成AIを活用して作成し、Artist Incubeが確認・編集しています。

 

 

 

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